リベラルアーツ学院

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コロナ後の「7つのメガトレンド」を知っていますか?ー『アフターコロナ』

どうも、くるみ学長です。

今回は『アフターコロナ』について講義していきましょう!

 

新型コロナによって、世界中が混乱していますよね。

ニュースを見ればコロナ関連のニュースばかりで気持ちも暗くなります。

 

そんな中、「コロナ後はどうなるのか」ということが注目されてきています。

それが分かる本が出ました!『アフターコロナ』という本です。

そのまんまの題名ですね!

この本はまだ出版されたばかりなのですが、もうベストセラーになるほど売れています。

 

これから時代はどうなっていくのか知りたくはないでしょうか?知りたいですよね?

それでは早速参りましょう!

 

 

7つの『メガトレンド』

本著ではコロナ後の社会がどうなっていくかを、

7つのメガトレンドとして紹介してくれています。

 

それぞれ解説していきましょう!

【メガトレンド1】分散型都市

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新型コロナ以前から、「人の大都市圏への流入」が問題になっていました。

国際連合によると、世界の都市部人口の割合は、2050年には68%になるとのことです。

しかし、その問題は長らく「見て見ぬ振り」されていました。

 

そこに新型コロナという「感染症」のリスクが表面化し、もはや、「見て見ぬ振り」ができない状況となってきています。

 

「分散型都市」というのは、大都市の周りの地方を活性化させ、人・物・情報をより交流しやすいようにすることです。

 

これからは「分散型都市」のような、「集中」から「分散」へと動くのが世界のトレンドになるだろうとされています。

 

それを可能とするのはIT技術です。

トヨタはすでに静岡に「スマートシティ」をつくる計画を打ち出しました。

 

自動運転やスマート農業などで生産性を高めることで地方を活性化させ、それが「大都市圏への流入」に歯止めをかけるはずです。

 

この流れはおそらく一過性のものではないでしょう。

その理由は以下の3つです。

 

  1. たとえ新型コロナの流行が収まったとしても、必ずまた新たな「感染症」が現れるのは歴史を知れば明らか。
  2. 新型コロナに感染している人の多くが大都市圏であるという事実。一極集中を止めなければ感染症による「悲劇」を何度も繰り返すことになる
  3. 地方都市でテレワークなどで、仕事や生活を継続できることがわかってしまった。

 

このように、「分散型都市」への流れは、IT技術の発展と共に今後ますます進んでいくでしょう。

 

【メガトレンド2】ヒューマントレーサビリティ

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ヒューマントレーサビリティとは、

「人の行動をスマホの位置情報から追跡する」

というものです。

 

何に使われるかというと、コロナ接触者が近くにきたら匿名で情報を知らせることができます。

また展示場などで、コロナ接触者でないことを証明することができ、いちいち検温することなくスムーズに入ることができたりします。

 

中国ではそのような取り組みがもうされています。

ですが、まだまだ誤作動が多いのが実情です。

 

問題となるのは「個人情報保護」です。

「国が人の行動を監視するのではないか」などの「監視社会」への不安がある人が多いです

 

ですが、適切な主体が透明性の高い情報管理を徹底すれば、「便利なもの」として扱われるはずです。

 

【メガトレンド3】ニューリアリティ

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新型コロナ流行で、「巣篭もり」をした方がほとんどだと思います。

その上で、「ビデオ会議」「オンライン飲み会」「ウーバーイーツ」などを経験された方も多いのではないでしょうか?

 

家にいてもオンラインに繋げば生活できるという時代にもうなっています。便利な時代ですね。

 

そういった、オフラインは「リアル」、オンラインが「バーチャル」といった線引きが無くなることを「ニューリアリティ」と言います。

 

コロナ後も、この「ニューリアリティ」の動きは止まらないと言われています。

しかし、スポーツなどの芸術領域は「バーチャル」だと物足りないと感じることがあるのではないでしょうか?

 

「これはバーチャルとリアリティ、どっちが向いているのか」

そういった「線引き」がこれから重要になってきます。

 

【メガトレンド4】 職住融合

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「テレワーク」できる企業と、そうでない企業があるのが実情ですが、

現段階で全業種の30%の企業がテレワークを実施できています。

 

まだ始まったばかりなので低いと思われるかも知れません。ですが、これからどんどんと環境が構築されていけばテレワークの割合が高くなるはずです。

 

そんな中、「テレワーク出来るならオフィスは不要ではないか?」と考える方が増えています。

 

これからは「住居」と「オフィス」が融合していく(職住融合)のがトレンドです。

 

そのためにも、住居とオフィスを自由に切り替えられる「環境整備」の需要が、どんどん増えてくると予想されています。

 

【メガトレンド5】コンタクトレステック

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「コンタクトレステック」言い換えると、「非接触」を実現する技術です。

 

密閉」「密集」「密着」の三密に加え、人と物が接触しない「密着」

これらを可能とする技術が注目されています。

 

下の図はそれぞれの「密」に対応する技術です。

 

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今年から「5G」が導入され高速通信が可能なのも、絶妙なタイミングでした。

「コンタクトレステック」が、「5G」と「コロナ」によって加速的に進んでいくのは間違いありません。

 

【メガトレンド6】 デジタルレンディング

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デジタルレンディングとは、和訳すると非対面融資といって、オンラインで融資を受けられることです。

 

コロナの影響で会社の経営がピンチの方も多いと思います。

一刻も早く融資を受けないと倒産してしまう方にとって、デジタルレンディングは希望の光ともいえるのではないでしょうか?

 

銀行にいって手続きして、融資されるまで時間がかかります。

しかし、デジタルレンディングなら会社によってはオンラインだけで完結することができ、早くて1-2週間で融資を受けられます。

 

また、「キャッシュレス」の動きも加速するといわれており、

コロナ後は、お金の流通がこういったデジタルの力で急激に滑らかになるのではないかと予想されています。

 

【メガトレンド7】フルーガルイノベーション

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フルーガルは質素・倹約を意味します。

フルーガルイノベーションとは従来のサービスや製品を再設計して新たな価値をもたらすことをいいます。

 

例えば、現在不足している人口呼吸器は、製造に時間とコストが掛かると言われていました。しかし現在、あらゆる企業が3Dプリンタで人工呼吸器を作る試みがされていますり。3Dプリンタによって、低コストかつスピーディな製造が実現できるのです。

 

コロナで不景気になると予想されている状況の中、多くの融資を受けて新たなイノベーションを生み出すのは大変難しくなっています。

 

そんな中で、既存のサービスや製品を、最低限の資源・コストで新たな価値をつくるイノベーションが求められてきています。

 

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最後に

どうでしたか?コロナ後の未来が少しは見えたのではないでしょうか。

経営者や会社員、どんな方にとっても有益な情報だったと思います。

 

コロナを前にして立ち止まっているだけでは何も始まりません。

この状況だからこそ、できることを探すべきではないでしょうか?

それではまた!

 

アフターコロナ 見えてきた7つのメガトレンド 

今回は7つのメガトレンドしかご紹介していないのですが、

他にもコロナが世界を混乱に巻き込むまでの過程や、各業界の対応など興味深い話が盛り沢山ですので、

ぜひ手にとってみてください!

 

 

目次
1章 ドキュメント 経済ロックダウン
2章 タイムライン 異変から危機へ、128日間の混乱劇
3章 業界別分析 コロナショック、崩れた既存秩序
4章 キーパーソン 私たちの「アフターコロナ」
5章 アフターコロナ 見えてきた7つのメガトレンド

 

 

最後まで御観覧ありがとうございました!

もしこの記事を読んで、為になったなと感じてくれた人は、

スターをつけるか、読者になってくれると嬉しいです!

それではまた!