どうも、くるみ学長です!
【ざっくり世界史シリーズ】インドの歴史編です!
前回、「インドが覇権を握るのでは?」という記事を書きました。
そんなインドの古代・中世はどんな感じだったのか興味ありませんか?
興味あるという方はぜひ、最後までご覧いただけると幸いです。
それでは早速参りましょう!
- 覚えておきたい登場人物
- 第1章 インダス文明
- 第2章 アーリア人とバラモン教
- 第3章 仏教の誕生
- 第4章 統一王朝の建国
- 第5章 東西交流が盛んに
- 第6章 キング・オブ多神教の「ヒンドゥー教」
- 第7章 三蔵法師が来た!?
- 第8章 ムガル帝国が誕生
- 最終章 ムガル帝国の衰退
- さいごに
- 「世界史が絶対わかる本」厳選5冊!!
覚えておきたい登場人物
- ブッダ
- アショーカ王
- チャンドラグピタ
- アクバル
第1章 インダス文明
インドの始まりは四大文明のひとつ、インダス文明からです。
実はこのインダス文明、メソポタミア文明やエジプト文明をしのぐほどの都市があったとされています!
インダス文明で有名なのは「インダス文字」ですね。
未だに解読できていない文字です。
もし皆さんの中に、「インダス文字読めるよ!」という方はすぐに学会で発表してください。
第2章 アーリア人とバラモン教
インダス文明が衰退すると、北の方からアーリア人がやってきました。
そのアーリア人が持ってきたもの、それは「バラモン教」です。バラモンとは司祭者のことです。
バラモン教といえば「カースト制度」ですね。身分によって階級を決める制度です。
現代になってもインドでは、その文化が残っていて問題になっています。
第3章 仏教の誕生
そんなカースト制度の中、カーストの低い人達は貧乏で苦しんでいました。
そこで現れるのは、ガウタマ=シッダールタ、すなわちブッダです。
ブッダはカースト上位の王子でした。めちゃくちゃいい環境なのに、貧困で困っている人達の為に動くとは流石ですね。
ブッダはこの世の生・老・病・死などの生きる苦しみから「解脱」することを説きます。
「解脱」とは、「この世から解き放たれよ!」みたいな感じです。それ以降、ブッダのつくった「仏教」を中心に国家が形成していきます。
第4章 統一王朝の建国
当時のインドは小国家が乱立していました。
しかし、西からヤバイ奴が来ます。
それはあの英雄アレクサンドロス大王です!
中東編でも出てきましたが、ここでも出てきます。
アレクサンドロスが来るとインド中で噂になり、
「ひとつにまとまらなきゃ侵略される!」
と危機感を持った小国家達は同盟を結びあって、インド初の統一王朝を建国します。それがマウリア朝です。
マウリア朝で有名なのはアショーカ王です。
統一王朝をつくるには多くの人々をまとめる必要がありました。
そこでアショーカ王は仏教に目をつけ、仏教を公認して、そして仏教を中心に国をまとめました。
第5章 東西交流が盛んに
マウリア朝の次はクシャーナ朝です。
クシャーナ朝はインドの北側に建国しました。
有名な「シルクロード」もこの時代です。
西はギリシャ、東は中国まで交易が盛んになり、東西の文化もインドに入ってきます。
北側にクシャーナ朝ができると南側に空きができました。そこで南側にサータヴァーハナ朝が建国されます。
サータヴァーハナ朝は海上交易でシルクロード同様に東西で交易していました。
第6章 キング・オブ多神教の「ヒンドゥー教」
クシャーナ朝が滅亡すると、次にグピタ朝が建国します。
グピタ朝で有名なのはチャンドラグピタ1世・2世です。
今まで仏教をもって国を統治していましたが、人口が多すぎて段々と統治ができなくなっていました。そこでチャンドラグピタはヒンドゥー教を推進します。
当時のインドは仏教以外にも各地で民間信仰がありました。
それを全部まとめて混ぜこぜにしたのがヒンドゥー教です。なんと仏教の「お釈迦様」までヒンドゥー教の1つの神にしてしまいます。
さすが「キング・オブ・多神教」ですね。
第7章 三蔵法師が来た!?
グピタ朝の後は、1代限りのヴァルダナ朝が建国します。有名なのは「西遊記」の三蔵法師(玄奘)がここに来たことです。三蔵法師が目指していた「天竺」がこのヴァルダナ朝にありました。
その後、ヴァルダナ朝が滅ぶとインドは約300年間、分裂していしまいます(分裂時代)。
第8章 ムガル帝国が誕生
インドに再び統一をもたらしたのは、まさかのイスラム勢力でした。ここからカズナ朝、ゴール朝、奴隷王朝とイスラム国家が続きます。
そして、最後にインドにおけるイスラム最大国家が建国されます。ムガル帝国です。
ムガル帝国で有名なのは「インド史上最高の名君」、アクバル
広大な領地の中にはイスラム教とヒンドゥー教が混在していました。イスラム教は一神教、ヒンドゥー教は多神教なので仲が悪かったのです。
そこでなんとアクバルは自分がイスラム教徒なのに、ヒンドゥー教徒を妻にしたのです。
他にも宗教ごとに税制を整えたりして、イスラム教とヒンドゥー教の仲を保ち、国に安定をもたらすという偉業を達成しました。
最終章 ムガル帝国の衰退
皇帝アクバルの時代はとても安定していたのですが、その後の皇帝がムガル帝国をめちゃくちゃにします。
5代目皇帝シャー=ジャハーンは愛する妻が亡くなり、悲しみすぎて
「すごいお墓つくるんだあ!」
と、世界一美しい墓、タージマハルを作らせました。
しかし、タージマハルは莫大にお金がかかったので国家予算が尽きてしまいます。
シャー=ジャハーンの息子(アウラングゼーブ)が皇帝になると、せっかくアクバルがイスラム教徒とヒンドゥー教徒を仲良くさせていたのを壊してしまいます。
アウラングゼーブはイスラム教徒で、多神教のヒンドゥー教に我慢出来なくなり、税制上でヒンドゥー教を差別しました。
これにヒンドゥー教徒が反発し国内はめちゃくちゃな状態になってしまいます。
ムガル帝国が衰退する中、西からある国がやってくるのです。
それはイギリスでした…
ここから大航海時代へ、インドは向かっていきます。
さいごに
いかがでしたか?インドの古代から中世をざっくりお届けしました!
インドの特徴は「バラバラな多様性を丸ごと包み込む」という価値観です。
インドは昔から人口の多い国でした。それをまとめるために「宗教」を使っていたことがわかりますね。
仏教、ヒンドゥー教、イスラム教と様々な宗教がインドに集まったところが面白いです!
これにインドの歴史編終了です。
次回は場所を移して「中国」です!
続きが気になる方はぜひ「読書になる」ボタンを押してお待ち下さい。
それではまた!
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最後まで御観覧ありがとうございました!
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