リベラルアーツ学院

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知っておきたい「地政学」~韓国・北朝鮮編~

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f:id:kazukazuda08:20200708194754j:plainくるみ学長

どうも、くるみ学長です。
今回は…
「韓国・北朝鮮」を
地政学の視点から
見ていきます!

それでは早速参りましょう!

1:朝鮮半島の特徴

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『マンガでわかる地政学(池田書店)』より引用

朝鮮半島は地政学的に不利な場所です。

朝鮮半島には北に自然防壁が無いため
中国やロシアというランドパワーの大国に
とても攻められやすいのです。

また、海にも多く接しているので
シーパワーである日本やアメリカからも
侵攻されやすいです。

朝鮮半島は北からも南からも
攻めやすい場所にあり

そのために朝鮮半島は
昔から大国に支配されてきた
歴史があります。

2:朝鮮半島の歴史

紀元前2世紀には
中国(漢王朝)に侵攻され
北部を占領されます。
朝鮮半島は中国から強い影響下に
置かれることになりました。

13世期には朝鮮半島全土が
モンゴル帝国に支配されます。

近代には
北からはランドパワーのソ連と中国
南からはシーパワーの日本に侵攻されます。
1910年に日本が朝鮮半島を併合しました。

戦後は
ランドパワーのソ連と
シーパワーのアメリカによって
南北に分断され今日に至ります。

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3:朝鮮半島の外交

このような過酷な状況の中で
朝鮮半島が生き延びるためには

常に近隣の大国の顔色を伺い
強い国の方を選び、積極的に従属する。
その国が衰退したら別の大国に従属する。

という「コウモリ外交」を続けてきました。

アメリカの衰退により
現在、韓国は中国にすり寄っています。

その理由は
処世術である「コウモリ外交」
によるものだとわかりますね。

4:
大国から見る朝鮮半島

アメリカや中国・ロシアなどの大国にとって
韓国・北朝鮮はどのような存在でしょうか?

シーパワーであるアメリカにとって韓国の存在は
ロシアや中国から攻められる際の
防壁となります。

ランドパワーである中国・ロシアにとって
北朝鮮の存在は
韓国から攻めてくるアメリカ軍に対しての
防壁となります。

このような理由から
北朝鮮がなぜ滅ばないのかが
よくわかりますね。

中国やロシアが「必要」としている限り
北朝鮮は滅びません。

常に大国の思惑によって
朝鮮半島は右往左往するのです。

5:今後の朝鮮半島

かといって朝鮮半島は
黙って大国に従うわけではありません。

北朝鮮は中国やロシアが
いつ攻めてくるかわからないため
核ミサイルを保有しました。

対して韓国は核ミサイルを
保有していません。

アメリカへ従うことよりも
中国に従うことを選択しつつある韓国は
そのうち核ミサイルを
保有するかもしれません。

もしも韓国が中国に従属するとなると
世界のバランスが
大きく変わる可能性もあります。

6:日本への反日外交

韓国は日本から独立することで
建国した国です。

韓国にとって

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日本を打倒し
自らの手で独立を勝ち取った!

というのが韓国の物語の始まりなのです。

だから韓国の歴史の教科書は
日本との戦いから始まります。

縄文・弥生から始まる
日本の教科書とは
現代史への重さが違うのです。

こうした、歴史認識の重さの違いが
今日の日韓の対立の
ひとつの要素となっています。

しかし、地政学的にいえば
「コウモリ外交」をしている
韓国と仲良くなるには
日本が自立した強い国になることが
1番の近道なのかも知れません。

単純に韓国を「悪」と決めつけるよりも
韓国がどのような歴史・文化なのか?
を知ってから検討するほうが
よっぽど有意義だと私は思います。

まとめ

  1. 朝鮮半島はシーパワーとランドパワー
    に挟まれ地政学的に不利な場所にある。

  2. 常に強い国の方に従属する「コウモリ外交」
    によって朝鮮半島は生き延びてきた。

  3. 韓国・北朝鮮はそれぞれ大国にとって
    必要な存在であり
    統合することはかなり難しい。

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さいごに

いかがでしたでしょうか?
半島国家はシーパワーとランドパワー
に挟まれて不利だということがわかりました。

韓国・北朝鮮はこれからどんな動きをするのか?
目が離せませんね。

今回はここまでです。
次回は「ロシア編」になります!
それではまた!

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