どうも、くるみ学長です。
今回は…
「韓国・北朝鮮」を
地政学の視点から
見ていきます!
それでは早速参りましょう!
1:朝鮮半島の特徴
朝鮮半島は地政学的に不利な場所です。
朝鮮半島には北に自然防壁が無いため
中国やロシアというランドパワーの大国に
とても攻められやすいのです。
また、海にも多く接しているので
シーパワーである日本やアメリカからも
侵攻されやすいです。
朝鮮半島は北からも南からも
攻めやすい場所にあり
そのために朝鮮半島は
昔から大国に支配されてきた
歴史があります。
2:朝鮮半島の歴史
紀元前2世紀には
中国(漢王朝)に侵攻され
北部を占領されます。
朝鮮半島は中国から強い影響下に
置かれることになりました。
13世期には朝鮮半島全土が
モンゴル帝国に支配されます。
近代には
北からはランドパワーのソ連と中国
南からはシーパワーの日本に侵攻されます。
1910年に日本が朝鮮半島を併合しました。
戦後は
ランドパワーのソ連と
シーパワーのアメリカによって
南北に分断され今日に至ります。
3:朝鮮半島の外交
このような過酷な状況の中で
朝鮮半島が生き延びるためには
常に近隣の大国の顔色を伺い
強い国の方を選び、積極的に従属する。
その国が衰退したら別の大国に従属する。
という「コウモリ外交」を続けてきました。
アメリカの衰退により
現在、韓国は中国にすり寄っています。
その理由は
処世術である「コウモリ外交」
によるものだとわかりますね。
4:
大国から見る朝鮮半島
アメリカや中国・ロシアなどの大国にとって
韓国・北朝鮮はどのような存在でしょうか?
シーパワーであるアメリカにとって韓国の存在は
ロシアや中国から攻められる際の
防壁となります。
ランドパワーである中国・ロシアにとって
北朝鮮の存在は
韓国から攻めてくるアメリカ軍に対しての
防壁となります。
このような理由から
北朝鮮がなぜ滅ばないのかが
よくわかりますね。
中国やロシアが「必要」としている限り
北朝鮮は滅びません。
常に大国の思惑によって
朝鮮半島は右往左往するのです。
5:今後の朝鮮半島
かといって朝鮮半島は
黙って大国に従うわけではありません。
北朝鮮は中国やロシアが
いつ攻めてくるかわからないため
核ミサイルを保有しました。
対して韓国は核ミサイルを
保有していません。
アメリカへ従うことよりも
中国に従うことを選択しつつある韓国は
そのうち核ミサイルを
保有するかもしれません。
もしも韓国が中国に従属するとなると
世界のバランスが
大きく変わる可能性もあります。
6:日本への反日外交
韓国は日本から独立することで
建国した国です。
韓国にとって
日本を打倒し
自らの手で独立を勝ち取った!
というのが韓国の物語の始まりなのです。
だから韓国の歴史の教科書は
日本との戦いから始まります。
縄文・弥生から始まる
日本の教科書とは
現代史への重さが違うのです。
こうした、歴史認識の重さの違いが
今日の日韓の対立の
ひとつの要素となっています。
しかし、地政学的にいえば
「コウモリ外交」をしている
韓国と仲良くなるには
日本が自立した強い国になることが
1番の近道なのかも知れません。
単純に韓国を「悪」と決めつけるよりも
韓国がどのような歴史・文化なのか?
を知ってから検討するほうが
よっぽど有意義だと私は思います。
まとめ
- 朝鮮半島はシーパワーとランドパワー
に挟まれ地政学的に不利な場所にある。 - 常に強い国の方に従属する「コウモリ外交」
によって朝鮮半島は生き延びてきた。 - 韓国・北朝鮮はそれぞれ大国にとって
必要な存在であり
統合することはかなり難しい。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
半島国家はシーパワーとランドパワー
に挟まれて不利だということがわかりました。
韓国・北朝鮮はこれからどんな動きをするのか?
目が離せませんね。
今回はここまでです。
次回は「ロシア編」になります!
それではまた!
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