どうも、くるみ学長です。
今回は
中国を地政学の視点から
見ていきます!
それでは早速参りましょう!
1:中国の『強み』
中国は地政学的にかなり有利です。
人口
中国の人口は14億人。
黄河と長江という2つの大河があることで
古代から豊かな農作物が採れました。
そのおかげで昔から中国の人口が
多かったのです。
今ではなんと
世界人口の5分の1が中国人なのです。
政体
現在の中国の9割が「漢民族」なので
民族紛争のリスクが低いのも強みです。
人権侵害という問題は置いといて
チベットやウイグルを
対ロシアへの緩衝地帯とするために
情報統制や軍事力で制圧できるのも
一党独裁だからできることです。
経済力
昔から中国は人口過剰気味だったために
海外移民が多かったです。
そのため、中国系コミュニティが
世界の各地に存在しているのは
経済力という点で強みといえます。
また、中国は世界第3位の面積を有していて
石油・鉄・レアメタルなどの
天然資源が豊富なのも強みです。
2:
地政学から見る中国
古代〜中世
中国は昔から北方から来る
異民族(ランドパワー)に困らされていました。
「明」の時代になると北方異民族に賄賂を渡し
自国を攻めないようにしていました。
しかし今度は
南の日本(シーパワー)に
中国は攻められることになります。
日本を統一した豊臣秀吉が
「明」へ攻め込んできたのです。
ランドパワーとシーパワーを
両方相手にすることができず
「明」は衰退し滅びました。
近代
「明」の次の王朝「清」は19世期後半になると
日本や欧米の列強によって切り刻まれ滅びます。
日本と中国は
同時期に列強にさらされたのですが
日本は「明治維新」
中国は「植民地」
という結果になりました。
なぜ中国だけ「植民地」となったのか?
それは
「中国が世界の中心であるというプライド」
=「中華思想」
が原因です。
他国から学ぶことをせずに放置した結果
中国は「植民地」となりました。
近現代
第二次世界大戦で列強同士が争い
共倒れしてくれたおかげで
中国から列強が撤退します。
そして、中国の共産党が
中華人民共和国を建国します。
ソ連とアメリカの冷戦が
お互いの弱体化によって
終結したとき
中国はこう思いました。
もう
北のランドパワーも
南のシーパワーも
弱体化している。
中国はこれから
シーパワーとして
支配を拡大していく!
中国は現在
元々のランドパワーから
シーパワーに切り替え
「一帯一路計画」を目標に
南シナ海や南沙諸島、尖閣諸島を
武力によって支配しようとしています。
まとめ
①中国は人口・政体・経済力において
地政学的に有利な場所に位置している②シーパワーとランドパワー
どちらも対峙することになり
中国はぼろぼろになる③列強同士の共倒れで中国復活。
現在は、南北の勢力が弱まったことで
シーパワーに力を入れる中国は
尖閣や南沙諸島を支配しようと
動いている。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
現在の中国による
尖閣諸島や南沙諸島への圧力は
地政学から見てみると
また新しい発見があるのではないでしょうか?
次回は「フランス」を見ていきましょう!
それではまた!
「地政学」を知る
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地政学
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