リベラルアーツ学院

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知っておきたい「地政学」~中国編~

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f:id:kazukazuda08:20200708194754j:plainくるみ学長

どうも、くるみ学長です。
今回は
中国を地政学の視点から
見ていきます!
それでは早速参りましょう!

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1:中国の『強み』

中国は地政学的にかなり有利です。

人口

中国の人口は14億人。
黄河と長江という2つの大河があることで
古代から豊かな農作物が採れました。
そのおかげで昔から中国の人口が
多かったのです。

今ではなんと
世界人口の5分の1が中国人なのです。

政体

現在の中国の9割が「漢民族」なので
民族紛争のリスクが低いのも強みです。

人権侵害という問題は置いといて
チベットやウイグルを
対ロシアへの緩衝地帯とするために

情報統制や軍事力で制圧できるのも
一党独裁だからできることです。

経済力

昔から中国は人口過剰気味だったために
海外移民が多かったです。

そのため、中国系コミュニティが
世界の各地に存在しているのは
経済力という点で強みといえます。

また、中国は世界第3位の面積を有していて
石油・鉄・レアメタルなどの
天然資源が豊富なのも強みです。

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2:
地政学から見る中国

古代〜中世

中国は昔から北方から来る
異民族(ランドパワー)に困らされていました。

「明」の時代になると北方異民族に賄賂を渡し
自国を攻めないようにしていました。

しかし今度は
南の日本(シーパワー)に
中国は攻められることになります。

日本を統一した豊臣秀吉が
「明」へ攻め込んできたのです。

ランドパワーとシーパワーを
両方相手にすることができず
「明」は衰退し滅びました。

近代

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『マンガでわかる地政学(池田書店)』より引用

「明」の次の王朝「清」は19世期後半になると
日本や欧米の列強によって切り刻まれ滅びます。

日本と中国は
同時期に列強にさらされたのですが

日本は「明治維新」
中国は「植民地」
という結果になりました。

なぜ中国だけ「植民地」となったのか?
それは
「中国が世界の中心であるというプライド」
=「中華思想」
が原因です。

他国から学ぶことをせずに放置した結果
中国は「植民地」となりました。

近現代

第二次世界大戦で列強同士が争い
共倒れしてくれたおかげで
中国から列強が撤退します。

そして、中国の共産党が
中華人民共和国を建国します。

ソ連とアメリカの冷戦が
お互いの弱体化によって
終結したとき
中国はこう思いました。

 

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もう
北のランドパワーも
南のシーパワーも
弱体化している。

中国はこれから
シーパワーとして

支配を拡大していく!

中国は現在
元々のランドパワーから
シーパワーに切り替え
「一帯一路計画」を目標に
南シナ海や南沙諸島、尖閣諸島を
武力によって支配しようとしています。

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『マンガでわかる地政学(池田書店)』より引用

まとめ

①中国は人口・政体・経済力において
    地政学的に有利な場所に位置している

②シーパワーとランドパワー
   どちらも対峙することになり
   中国はぼろぼろになる

③列強同士の共倒れで中国復活。
 現在は、南北の勢力が弱まったことで
 シーパワーに力を入れる中国は
 尖閣や南沙諸島を支配しようと
 動いている。

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さいごに

いかがでしたでしょうか?
現在の中国による
尖閣諸島や南沙諸島への圧力は

地政学から見てみると
また新しい発見があるのではないでしょうか?

次回は「フランス」を見ていきましょう!
それではまた!

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