リベラルアーツ学院

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【ざっくり世界史シリーズ】中国の歴史編 Part2/2

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どうも、くるみ学長です!
今回の講義は、『中国の歴史 part2』です。

 

前回は「殷」の時代から、「唐」の時代までをざっくりお届けしました。
まだ観てないという方は、リンクを貼っておきますので、ぜひご覧ください!

 

liberalartsblog.com

今回は「唐」から「清」の時代までを見ていきましょう。

これで、古代から中世までの中国の歴史がざっくりわかります!

それでは早速参りましょう!

 

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序章 覚えておきたい3人の登場人物

  • フビライ=ハン
  • 朱元璋(しゅげんしょう)
  • 万暦帝

第1章 異民族再び

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ところで前回、中国の歴史は
1つに権力が集まって腐敗する
→国が滅びる
→戦乱の時代になる
→異民族がくる
→国がまとまって王朝ができる


大体この繰り返しだとお伝えしました。

例によって、「唐」の時代も、皇帝に権力が集まり腐敗してしまいましたね。

 

「唐」という大きな国が滅ぶと、またまた中国は北方からの異民族に侵略されます
そして、異民族が中国各地に国をつくるという、南北朝時代と同じような展開です。

 

そんな混乱の中、「唐」を受け継いだ「」という国がありました。
「宗」は異民族の国に対し、
「お金をあげるから、うちに攻めてこないで」
と賄賂を渡し、なんとか支配されずに済んでいました。

 

ですが、北方からもっとやばい異民族がきてしまいます。
それはモンゴル民族、チンギス=ハンです。 

第2章 モンゴルの時代

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当時のモンゴル民族は世界最強です。
なぜかわかりますか?


この時は馬に乗って戦う時代です。
子供の頃から馬に乗るのが当たり前だったモンゴル民族は、手足のように馬を使えたので誰も勝てませんでした。

 

そんなモンゴル民族のリーダーであるチンギス=ハンの孫、フビライ=ハンが「宗」を滅ぼして「」を建国します。「元」は後に、鎌倉時代の日本にも攻めてきます。「元寇」として有名ですね。

 

「モンゴル大帝国」はもはや、世界に敵がいないほど強くなりました。

では、皇帝は次に何を望んだと思いますか?それは、
「死にたくない」
と思ったらしいです。


どうやら世界に敵がいないほど権力を持つと、死が怖くなるみたいですね。

皇帝達は「チベット仏教」という仏教の一派に多額の献金をしてしまいます。

宗教にのめり込みすぎたんですね。

 

そして「元」は財政破綻して滅びます。
これもまた、権力が集中して腐敗するパターンですね。

第3章 漢民族国家

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「元」が弱っている時に、トドメを刺したのが漢民族の反乱でした。

 

漢民族とは、「前漢・後漢」の時代を築いた民族です。
朱元璋(しゅげんしょう)がリーダーとして漢民族を引き連れ、「元」を滅ぼしました。そして久々の漢民族国家、「」が建国されます。

 

朱元璋が皇帝となり、洪武帝と呼ばれるようになります。洪武帝はめちゃくちゃ仕事ができる人間で、領土内を手足のように動かせたようです。

 

3代目皇帝・永楽帝の時代が「明」の黄金期でした。洪武帝が作った様々な制度を、永楽帝が継続して進め、「明」を長期安定化させることに成功します。日本の「内閣」のルーツもこの時代からきているようです。

 

また、「明」の皇帝達は、ボロボロだった「万里の長城」の修復・改善を行いました。やはり、異民族の侵入が怖かったんですね。

そのおかげで今も観光名所として有名です。

第4章「明」の滅亡

そんな「」もやがて滅亡します。

時は明の14代目皇帝、万暦帝の時代です。


万暦帝には優秀な秘書がいました。
ですので、政治は優秀な秘書に任せ、自分は女遊びに明け暮れます。

そうやって政治をサボっているうちに、各地から戦争を仕掛けられました。

 

豊臣秀吉が朝鮮に出兵したときには朝鮮から救援を求められ、明は日本と長期にわたる戦いを強いられることになります。

 

このように戦争で忙しく、民からも反発もされ、「明」は滅びます。

 

そしてお約束、異民族が「万里の長城」を乗り越えてやってきました。
その民族を「女真族」といいます。

最終章 長期政権「清」

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女真族は「清」を建国しました。

清は約300年間も中国を統治するという長期安定政権となりました。

 

なぜそんなに続いたのでしょう?
簡単に言えばそれは、
「めっちゃ優秀な皇帝が6代続いたから」
です。

 

しかし、約300年続いた「清」もやがて滅びます。
異民族のせい?政治が腐敗したから?違います。

イギリスがやってきたからです…

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さいごに


これにて、古代〜中世の『中国の歴史編』終了です!
いかがでしたでしょうか?

 

歴史から見ると中国の特徴は、
「皇帝の人間性に振り回される」
ことだと思います。

 

権力を持った皇帝の指示は絶対です。
しかし、権力を持ちすぎると腐敗する。

 

周りの世界は「宗教によって国を統治」していたのに対し、
中国は「絶対的なリーダーによって国を統治」する特色がありますね。

 

ここまで、古代〜中世の
ヨーロッパ・中東・インド・中国
の歴史を見てきました。

 

そして、ここから「大航海時代」に入ります。「大航海時代」に、今まで紹介した、

4つの地域が交流するようになります。
世界が一体化する「大航海時代」

いったいどんな時代だったのか?
それは次回に譲ります。

 

続きが気になる方はぜひ「読書になる」ボタンを押してお待ち下さい!

それではまた!

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