リベラルアーツ学院

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【ざっくり世界史シリーズ】中国の歴史編 Part1/2

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どうも、くるみ学長です!

今回からは、【ざっくり世界史シリーズ】中国の歴史編です。

古代から中世までの中国をざっくりお届けします!

 

現在、ニュースでも話題の中国は一体どんな歴史を辿ってきたか気になりませんか?

気になるという方はぜひ最後までご覧ください!

早速参りましょう!

 

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覚えておきたい登場人物

  • 孔子 
  • 始皇帝
  • 文帝
  • 煬帝

 

第1章 長江と黄河

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中国が栄えたのは2つの大きな河があったからです。それは長江黄河ですね。

 

北側の黄河は、乾燥しているので麦やキビなどの畑作が中心でした。
南側の長江は、温暖湿潤な気候なので、稲作が中心です。

 

現在の中国の食文化にもそれは影響してます。北側は麺類、南側は米類の店が多いのです。

 

第2章 美女に溺れて滅びる「殷」と「周」

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そうした大きな河があれば当然人が集まります。各地に村ができて、それがまとまって国ができました。それは「」(いん)です。「殷」で有名なのは甲骨文字ですね。漢字の元となる文字がここで生まれます。

 

「殷」が滅びたのは、王様が美女に溺れてしまい政治を疎かにしてしまったからです。「酒池肉林」という言葉もここからきています。

「殷」が滅びて「」という国ができました。しかし、結局この「周」も王様が美女に溺れ、政治を疎かにして滅びます。

 

このように「美女に溺れた統治者が、国政をおろそかにして、国を滅ぼす原因となる」というパターンは、このあとの中国史でも繰り返されることになります。

 

第3章 「キングダム」で有名な春秋戦国時代

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「周」が滅びてから500年もの間、戦乱の時代となりました。春秋・戦国時代です。
有名な漫画、『キングダム』もこの時代を舞台にしています。

 

後半になると「戦国の七雄」といわれる有力な7カ国同士で天下統一を目指し、バチバチに争いました。その中で、1番雑魚扱いされていた「」がこのバトルロイヤルを勝ち抜き、天下統一を果たします。

 

第4章 諸子百家の登場


春秋戦国時代、国同士がバチバチにやりあう中で、各国で「どうすれば勝てるか?」「どう民をまとめればいいか?」など、国を強くするために思想家を雇うことにしました。

 

思想家の中で有名なのは、『論語』の孔子です。「徳」をもったリーダーが政治を行うべしという、儒教の考え方は現代でも通用します。

 

しかし、当時はバチバチにやりあっていて忙しい世の中だったので、「徳」という曖昧なものより、より実践的な思想を国は欲していました。

そして、秦の王様、始皇帝は「法律をもって民をまとめる」という「法家」を採用しましす。

 

第5章 始皇帝が中国統一


「秦」が中国を統一し、中国の北から南まで全てを支配する「」ができました。

始皇帝が行ったことは沢山あるのですが、有名なのは「万里の長城」ですね。
「万里の長城」という巨大に長い壁を作ることで北側からちょっかいをかけてくる異民族の侵入を妨ぐことに成功しました。

 

また、全国を「郡」、その中に「県」と小分けにして、王の部下を配置することで、中央集権化を目指しました。大きな国をまとめるにはやはり小分けして管理するのがいいのですね。大きな会社も「部署」が沢山あるのは、やはり管理がしやすいからというのが、歴史からも学べます。

 

第6章 宦官で滅ぶ「後漢」


漢の後半の時代を「後漢」といいます。当時は政治の中に「宦官」という人々がいました。「宦官」とは、「生殖能力を奪われた男」(皇后や女官たちと「男女の交わり」が起きないようにするため)のことで、皇帝の私生活の世話をする人々です。

 

生殖能力が無くなると「権力」が生きがいになった「宦官」達は、だんだんと皇帝を取り込み権力をつけてきます。そして、そんな「宦官」に政治を任せ女遊びに明け暮れた皇帝に、農民達は反発し(黄巾の乱)、「漢」の時代が幕を閉じました。

 

第7章 三国志で有名な「三国時代」

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大国であった「漢」が滅ぶと、また戦乱の時代になりました。三国時代です。

三国志」は皆さん一度は聞いたことがあると思います。それもこの時代をテーマにしています。魏・呉・蜀という三国でばちばちにやりあっていたのですが、結局、その中に勝者は生まれませんでした。

 

魏の家臣であった司馬炎が魏を乗っ取って、「」を建国します。

 

第8章 異民族に侵略される


そんな「晋」は約50年で滅びてしまいます。そして、またまた戦乱の時代となる南北朝時代になりました。

先ほど話した「万里の長城」がこの頃にはボロボロになっており、北側から異民族が沢山侵入して、各地に異民族が国をつくります。

 

第9章 短命国家「隋」

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そんな中国の混乱をまとめてできたのが「」です。「隋」といえば聖徳太子の「遣隋使」で有名ですね。「隋」は、文帝煬帝ようだい)という2人の皇帝だけで滅ぶという短命国家でした。

 

文帝は、科挙を作ったことで有名です。今までの役人は「コネ」を使って入っていました。それを「科挙」というめっちゃ難しい試験を受けさせて役人を採用するようにします。日本でも現代の受験や入社試験のルーツとなっています。

 

そんな優秀な文帝に対して、煬帝は「中国史上最強の暴君」と呼ばれるほどの皇帝でした。煬帝は、「黄河と長江を繋げれば便利」だと思い、それを実行します。しかし、莫大な予算が掛かり民衆から反発されてしまい、「隋」が滅びました。

 

最終章 「隋」の遺産を引き継ぐ「唐」


「隋」が滅ぶと、「」が建国しました。

「唐」は、「隋」の煬帝が莫大な予算をかけて作った河を大いに利用し経済を安定させます。また、「隋」の文帝による、科挙や他の税制も利用します。

 

こうして「唐」は「隋」の遺産を引き継ぐことで長期的に安定した国となりました。「唐」といえば「遣唐使」で有名ですね。「唐」による法律(律令制)や、統治機構(三省六部)が日本に輸入されました。

 

しかし、そんな優秀な「唐」も滅んでしまいます。

原因はまたまた皇帝が美女に溺れてしまったのです。歴史は繰り返しますね…

 

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さいごに

こうやってざっくり中国の歴史を見ているとパターンがあることがわかりますね。

1つに権力が集まって腐敗する→国が滅びる→戦乱の時代になる→異民族がくる→国がまとまって王朝ができる、の繰り返しなのがわかります。

 

今回は「唐 」の時代までをお届けしました。続きは次回に譲ります。

続きが気になる方はぜひ「読書になる」ボタンを押してお待ち下さい!

それではまた!

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