どうも、くるみ学長です!
皆さんの中には、インドについてよく知らない方が多いと思うんですよ。
そんな中、いろんな経済学者が
「次の世界の覇権を握るのはインドだ!」
と言われるほど、インドは大国になっているんですよ。
そんなインドの成長の柱となっているのが、「IT」なのです。
ですので、今回は
「なぜ、インドが超大国になれるのか?」と、
「なぜ、インドでITが進んでいるのか?」
この2点を講義したいと思います!
この事を知っておくことに損はないと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください!
それでは早速いきましょう!
なぜ、インドが超大国になれるのか?
インドは超大国になれる理由として大きく分けて2点あります。
①人口とその構成が経済発展に有利
インドの人口が多いのは皆さんご存知だと思います。
インドは現在、世界第2位となる13.6億人(2019.7)を有しています。
1位はもちろん中国の14億人です。
しかしこのままいけば、なんと2024年にはインドが中国を抜いて人口が世界第1位になるんです。
また、その人口構成が経済発展に有利といわれています。なんとインドの約13億人の半数が25歳未満なんです。若いですね!
②ITの発展で、GDPランキング上位に
現在、インドのGDPは世界第7位(2018)です。
ですが、あと数年でイギリスやフランスを抜いて世界第5位になると予測されてます。
現在、インドの湾岸部に多くのIT関連の企業が進出しています。特に南部では、将来有望なスタートアップが数多く集まっており、「インドのシリコンバレー」とも呼ばれるほどです。
「莫大な人口」+「若者の多さ」+「IT技術」
この3つを持っているインドは、2050年までに世界を支える経済大国になるともいわれています。
インドでITが進んでいる「3つの理由」
ではなぜインドでIT技術が発展しているのでしょうか?その理由は3つあります。
①インド人は英語が得意
インドは長らくイギリスに統治されていました。その影響もあって、英語はインドでヒンドゥー語に続く第2公用語となっています。
ITにはプログラミングが必要です。プログラミング言語は英語ができると有利なのです。
それに、海外企業と話し合うときも英語ができればコミュニケーションが円滑に進むのも利点ですよね。
②インドとアメリカとの時差が半日
インドとアメリカの時差は「ほぼ12時間」です。これが何を意味するとわかりますか?
例えば、ニューヨークで早朝まで片付けたい仕事がある場合、深夜まで働くのはブラック企業扱いされてしまいますよね。社員に大変な負担がかかります。
しかし、インドでは通常業務時間内なので、片付けたい仕事を代わりに発注することができます。
つまり、インドとアメリカに会社をおけば24時間営業ができるのです。
③ITはカースト制度にない
インドではカースト制度が根付いています。日本でいうと「士農工商」ですね。50年ぐらい前に廃止されたのですが、まだ残っているのが現状です。
例えば、インドの洗濯屋さんは代々洗濯屋さんです。洗濯屋から地主になることができません。また、インドの田舎では違うカースト同士での結婚が認められない所もあります。
しかし、カースト制度に「IT」はありません。新しい仕事だからです。なので、カーストの低い人は「IT」を仕事にする為に沢山勉強します。
カースト制度に縛られないITは、カーストの低い人たちにとって、人生一発逆転のチャンスなのです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
インドは人口の多さとその人口構成という大国になれる「土台」があり、そしてITの発展が、インドを急激に成長させているのです。
2030年から世界はアメリカ・中国・インドの3強の時代になるだろうと予測されています。今から「インド」の事を勉強しておけば、もしかしたらビジネスチャンスが得られるかも知れません。
次の「世界の覇権」はどこが握るのでしょうか?それはもしかしたらインドなのかもしれません。
それではまた!
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それではまた!