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くるみ学長
どうも、くるみ学長です。
今回は…
「早わかり古事記」
の講義です！
前回
今回はスサノオの孫である
オオクニヌシという神が
主人公として活躍します！
それでは早速見ていきましょう。
第3章：
オオクニヌシの物語
１：因幡の白兎
因幡にはヤカミヒメという
大変可憐な女性がいました。
オオクニヌシとその兄たち（
可憐なヤカミヒメに告白するために
全員でヤカミヒメのもとへ向かいます。
オオクニヌシが海岸を歩いていると
1匹の白兎が毛皮を剥ぎ取られて
泣いているのを見つけます。
白兎はサメを騙して
向かいの島からこちらの島に
むかっていたのですが
途中でサメに騙したことをバレて
毛皮を剥ぎ取られてしまったのです。
苦しむ白兎に対して
八十神達も追い討ちをかけるように
意地悪をします。
八十神は
「海水に浸かれば治るよ」
と嘘を言い
白兎もそれを鵜呑みにして
傷口を余計痛めてしまいました。
オオクニヌシは薬の神様でもあるので
白兎にちゃんとした治療法を教えます。
白兎はそれに感謝し
そのお礼に予言をしました。
「オオクニヌシ、あなたはきっと
ヤカミヒメと結婚しますよ！」
そして本当に予言通りオオクニヌシは
ヤカミヒメと結婚することになりました。
２：
根の堅洲国への逃亡
「ヤカミヒメがまさか
オオクニヌシと結婚するなんて…！」
八十神達は嫉妬や恨みを持ちました。
そして、何度も
オオクニヌシを殺しにかかりますが
その度に生き返ります。
オオクニヌシが死ぬたびに
オオクニヌシの母が天界に行き
「どうか救ってください！」
とお願いをしたからです。
イザナミは救えなかったのに
何でオオクニヌシは救えるの？
という疑問は古事記には通用しません。
しかし、あまりにも八十神が
オオクニヌシを殺すので
周りの善良な神から
「
と助言され
オオクニヌシは根の堅洲国へ逃亡しました。
column ：根の堅洲国とは？
古事記には主に３つの世界があります。
神々が住む「天上界」
人間が住む「葦原の中つ国」
死者が住む「黄泉の国」
根の堅洲国は
「葦原の中つ国」の中にあるという説と
「黄泉の国」と同じだという説
２つの説がありはっきりしていません。
３：スサノオの試練
根の堅洲国へ到着したオオクニヌシは
スセリビメという美女に会います。
オオクニヌシは一目惚れしました。
スセリビメはなんとスサノオの娘です。
オオクニヌシはスサノオの孫なので
なんか複雑ですね。
オオクニヌシはスセリビメと一緒に
スサノオのもとへ向かいます。
スサノオは
オオクニヌシとスセリビメの仲がいいのを
気に食わなかったので
オオクニヌシに様々な試練を与えます。
あまりにも過酷な試練だったので
オオクニヌシとスセリビメは
スサノオから逃げ出します。
いわゆる駆け落ちですね。
スサノオは２人の関係を認め
遠くの方からこう言いました。
「スセリビメを頼んだぞ！
お前が中つ国を治めるのだ！そして
立派な宮殿をつくるんだぞ！」
と、ここでスサノオの出番は終わります。
散々、過酷な試練を与えたスサノオですが
結局は優しい神なんですね。
４：国づくり
「中つ国」を任せられたオオクニヌシは
全国を巡り歩いて
農業技術や病気治療、酒造りまで
技術を教えまわりました。
そして無事に国づくりが完成したところで
事態が急変します。
５：国譲り
「天上界」からアマテラスの使いの者が
やってきてこう言います。
「お前の国を私たちに譲りなさい」
オオクニヌシは
「まあまあそう焦らず
うちの国を見てから判断してください」
と招きました。
2人使者がきたのですが
2柱ともオオクニヌシの国が
気に入ってしまい
「天上界」に戻ってきません。
そこでアマテラスは
「武神」タケミカヅチを派遣します。
タケミカヅチは最強の武神とも言われている
アマテラスの幹部のような者でした。
オオクニヌシは
人間界最強の武神であるタケミナカタを
派遣しタケミカヅチと勝負を挑みましたが
敗北してしまいます。
その結果、オオクニヌシは「国譲り」を認めるのですが
その代わりに
「大きな宮殿を作って欲しい」
と条件をつけました。
スサノオとの約束である
大きな宮殿をつくることを
オオクニヌシは忘れてはいませんでした。
そして、天の国まで届く立派な宮殿
「出雲大社」が建築され
今でも多くの観光客で賑わっています。
まとめ
①オオクニヌシは因幡にいる白兎を助け
ヤカミヒメと結婚する。
それに嫉妬した兄たちからひどい仕打ちを受ける。
②根の堅洲国は逃亡したオオクニヌシは
スサノオと出会う。過酷な試練の末
スサノオの娘・スセリビメと共に駆け落ちし
国づくりを始める
③国は完成したが、アマテラスから
「国譲り」を命じられる。
争いの結果、オオクニヌシは「国譲り」を認め
「出雲大社」を建てる
さいごに
いかがでしたでしょうか？
個人的にもう出番がないと思われた
スサノオが出てくるところが
面白かったですね。
自分なりにイメージしながら
古事記の物語を読んでみると
すごく面白いのに加え
記憶にも残りやすいので
ぜひお試し下さい！
次回はついに最終章です！
アマテラスの孫・ニニギや
初代天皇・神武天皇
そしてヤマトタケルなど
多くのキャラクターの出る物語なので
ぜひ楽しみにお待ち下さい！
為になった！とか
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それではまた！
「古事記」を学ぶなら
これを読むべき！
おすすめ１：
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おすすめ２：
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おすすめ３：
『愛と涙と勇気の神様ものがたり まんが古事記』
おすすめ４：
『ラノベ古事記 日本の神様とはじまりの物語』
おすすめ５：
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