どうも、くるみ学長です。
今回から…
『古事記』の講義を
始めたいと思います!
皆さん『古事記』は
聞いたことありますよね?
でも内容はあんまり知らない
という方も多いと思います。
ですが日本版聖書ともいえる
「古事記」を知らないというのは
おかしな話です。
海外は旧約聖書や新約聖書・コーラン
を読んで、自国のルーツを学んでいます。
対して日本人は自国のルーツを知らない。
これでは「日本が好き!」
という感情は芽生えないと思うのです。
そこで、今回から
早わかり『古事記』というシリーズを
始めたいと思います!
このシリーズを読めば
古事記の大枠や
覚えときたい神の名前も
ざっくり学べると思います。
その上で「日本」という国を
もっと好きになれるはずなので
最後までお付き合いください!
それでは早速参りましょう!
序章:古事記の成立
1:いつ書かれたか?
天武天皇が
記憶力のすぐれた稗田阿礼に
正しい天皇の系譜と神々の物語を
選定し直し、覚えさせ
学者の太安麻呂に書き取らせたのが
『古事記』です。
681年ぐらいから始まり
712年に編纂が終わりました。
2:なぜつくったか?
「古事記」の序文には
- 聞くところによるとこの国の天皇の歴史は
各地に伝わっているが
その内容は間違っていることが多い。 - 天皇の歴史や神々の物語を
今一度正しく選定し直し
この国の正しい歴史を後世に伝えたい
と書いてあります。
しかし、
実際にはもう1つの背景がありました。
天武天皇は「壬申の乱」という
甥の大友皇子と後継者争いをしていました。
無事に勝ったのはいいのですが
1カ月にものぼる内乱で
国内が混乱している状況だったのです。
「古事記」をつくることで
天皇は神の時代から
代々受け継がれていることを示し
天皇の権威づけをすることで
混乱した国内情勢を
まとめようとしたのではないか?
という説もあります。
3:どんな内容か?
古事記は上中下の3巻に分かれています。
【上巻】
上巻は「神々の物語」が
生き生きと描かれています。
有名な「天岩戸隠れ」や「因幡の白兎」
などの物語も上巻にあり
古事記の1番面白い巻になります。
【中巻】
中巻から
「人間の世界」に入っていきます。
初代神武天皇から始まる天皇の歴史が
描かれています。
神武天皇やヤマトタケルの物語が
見所です。
【下巻】
下巻は物語の要素が無く
天皇の系譜が推古天皇まで
綴られているだけです。
4:日本書紀との違い
日本書紀も神々の時代から
第41代持統天皇までの歴史が記された
歴史書であり「古事記」と非常に似ています。
ここで「古事記」と「日本書紀」の違いを
把握しておきましょう。
「古事記」と「日本書紀」の違い
【成立】
古事記:712年
日本書紀:720年
【書体】
古事記:日本向けの漢文
(万葉仮名と漢文の組み合わせ)
日本書紀:漢文
【内容】
古事記:神々の物語が3分の1を占める
日本書紀:神々の物語が8分の1しかない
【目的】
古事記:天皇の血縁を強調して
国内における天皇の権威づけを図る
日本書紀:外国に対して日本という国の
正当性を主張している
以上のことから
古事記は国内向けに書かれた歴史書
日本書紀は海外向けに書かれた歴史書
とされています。
さいごに
今回は古事記の基礎情報を紹介しました!
それを踏まえた上で
次回から「古事記」の物語を
紹介していきたいと思います。
紹介する内容は
古事記の1番面白いところ
上巻から中巻までとなります!
為になった!とか
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それではまた!
「古事記」を学ぶなら
これを読むべき!
おすすめ1:
『マンガ 面白いほどよくわかる!古事記』
おすすめ2:
『現代語古事記』
おすすめ3:
『愛と涙と勇気の神様ものがたり まんが古事記』
おすすめ4:
『ラノベ古事記 日本の神様とはじまりの物語』
おすすめ5:
『いちばんやさしい古事記の本』
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