どうも、くるみ学長です。
今回の講義は「仏教のはじまり」です!
皆さんは、
葬式などで仏教に慣れ親しんでいると思います。
でも、「仏教ってなに?」
っていざ聞かれると、
よくわからないと言う方が多いはずです。
ですのでまず今回は、原点に立ち返って、
「そもそも仏教はどう生まれたのか?」
をざっくり見ていきたいと思います。
それではさっそく参りましょう!
- 序章:お釈迦様の多様な呼び方
- 第1章 :お釈迦様、生誕
- 第2章:出家
- 第3章:修行
- 第4章:悟り
- 第5章:教えを広める
- 第6章:仏教誕生
- 第7章:弟子を増やす
- 第8章:お釈迦様亡くなる
- 最終章:教団分裂
- さいごに
- 初心者の為の「仏教」本
序章:
お釈迦様の多様な呼び方
まず、お釈迦様の呼び方は様々あるので、
一応まとめておきます。
ここで紹介するのは主な3種類です。
ゴーダマ・シッダールタ
ゴーダマは「優れた牛」
シッダールタは「成し遂げる」を意味します。
なんで「優れた牛」かというと、
お釈迦様が生まれた釈迦国は農耕と
深い関係を持っていた国であるからだと
言われています。
インドでは、牛は「神様の使い」として
崇められているのも関わっていると思われます。
お釈迦様
お釈迦様はシャーキャ国の王子でした。
そのシャーキャを漢字で書くと、
「釈迦」となります。
「お釈迦様」というのは
実は「シャーキャ国様」と
言ってるようなものなのかもしれません。
ブッダ
「目覚めた者」という意味です。
悟りを開く前は「シッダールタ」
悟りを開いた後が「ブッダ」という感じですね。
第1章 :お釈迦様、生誕
面倒なのでここから名前を
「お釈迦様」と統一して呼ぶことにします。
お釈迦様は紀元前5〜4世紀に、
インドのシャーキャ国の王子として生まれます。
お釈迦様は生まれる時に、
右手で天を、
左手で地を指して、
「天上天下唯我独尊
(この世で最も尊いのはわたし1人)」
と言いながら生まれました。
また、生まれた際に
「出家すれば最高の悟りを得られるだろう」
と仙人に予言されます。
第2章:出家
仙人の予言通りに出家されては、
跡取りがいなくなると困った父は、
お釈迦様を家から出さずに、
あらゆる快楽を与えました。
しかしある時、お釈迦様は散歩に出かけたいと
父に許可を貰い外出します。
まず東の門を出ると、老人に会います。
あらゆる快楽を得ていたお釈迦様は
美しいものしか見たことがないので衝撃を受けました。
南の門を出ると、病人に会います。
西の門を出ると、葬式に出会います。
最後に北の門を出ると、
まばゆく輝く修行僧に出会い、
お釈迦様はそこに救いを見出しました。
生きるからには
「老・病・死」からは
逃れられないと知ったお釈迦様は
出家することを決めます。
当時のお釈迦様は29歳。
妻と子どもを捨ててまで出家したかったのです。
第3章:修行
お釈迦様は2人の師から修行を受けました。
お釈迦様は天才だったので、速攻で会得します。
しかし、それだけでは悟れなかったお釈迦様は、
5人の仲間と共に肉体的な苦行を行いました。
ストイックなお釈迦様は
骨と皮になるまで修行しましたが、悟れません。
そこで苦行ばかりしていても
悟れないと感じたお釈迦様は、
菩提樹の木の下で瞑想を始めます。
第4章:悟り
菩提樹の木の下で
7日間瞑想したお釈迦様は遂に悟りを開きました。
この時は35歳のお釈迦様。
出家してからたった6年で悟りを開き、
「目覚めた者=ブッダ」と呼ばれるようになります。
第5章:教えを広める
この境地は誰にも理解されないと感じたお釈迦様は、
最初は教えを広めようと思っていませんでした。
しかし、天上界から来た
最高神・梵天(ぼんてん)に熱心に勧められ、
教えを広めることを決意します。
第6章:仏教誕生
お釈迦様が最初に教えを説く相手として選んだのは、
一緒に苦行していた5人の仲間でした。
5人の仲間は最初、
お釈迦様が苦行が辛くてやめたのだと思い、
冷たくあしらっていました。
しかし、お釈迦様が現れると、
あまりのオーラに5人ともひれ伏してしまいました。
こうして5人の弟子をつくり、
教えを広めていく教団ができあがります。
ここが仏教の誕生でした。
第7章:弟子を増やす
仏教はどんどん国内に広まり弟子が増えていきました。
お釈迦様は一度、故郷のシャーキャ国に帰ります。
そして、
捨てた妻と子ども、義母、異母弟、従兄弟などの
多くの親族までも教えを説き、
弟子にしてしまいました。
第8章:
お釈迦様亡くなる
やがてお釈迦様も亡くなる時がきます。
紀元前383年(諸説あり)、初夏の満月の日に、
お釈迦様は瞑想に入ったまま息を引き取りました。
お釈迦様が亡くなることを
「ニルヴァーナ(涅槃⦅ねはん⦆。
煩悩の火が吹き消された状態)」
と呼びます。
遺体は弟子たちが火葬しようとしましたが、
全く燃えなかったとされています。
遠方に旅に出てた教団の後継者が帰ってきて、
礼拝を終えると、ひとりでに燃え上がったようです。
最終章:教団分裂
仏教も時間が経つと、
時代とマッチしないことが多くなっていきました。
そして教団は、
①お釈迦様の教えに忠実に従う派
②時代に沿って変化すべき派
の2つに分裂してしまいました。
現代でも仏教は、
①は上座部仏教(=厳しい)
②は大乗仏教(=優しい)
として、2つの潮流で残っています。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
仏教の誕生の歴史をざっくりお伝えしました。
キリスト教は一神教で、神はひとりです。
対して仏教は誰でも悟りを開き、
自分が信仰される対象になれます。
例えば、矢沢永吉は矢沢永吉しかいません。
これは一神教。
一方、アイドルのAKB48は、
難しいですが頑張れば入れます。
これが仏教。
「神ではなく自分を主体として、
修行に励んで悟りを開くことを目的とする」
これが仏教の特色です。
皆さんにとっての仏教が、
少しは興味深いものとなってくれたら嬉しいです!
それではまた!
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最後まで閲覧ありがとうございました。
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